2022/05/11

ターゲティング広告とは?【Vol.1】 / OTAKADが実現するターゲティングロジック

#ターゲティング #広告運用

昨今、さまざまな広告配信サービスが台頭してきており、巨大プラットフォーマーだけではなく、リテール企業やメディア企業など、各企業がもつデータを駆使して広告配信サービスを打ち出しています。

そのなかで、どの広告配信サービスが自社商品に最適なのか悩まれているという課題を耳にすることが多々あります。

そこで、この記事ではOTAKADの広告配信の裏側の解説とあわせて、広告配信サービス全般にも共通するターゲティングの仕組みについて深掘りしていきます。

OTAKADでの広告配信には3つのステップがあります。

  1. どんなデータを集めるか
  2. 集めたデータをどうグルーピング(ターゲティング)するか
  3. どの広告配信面でターゲティングしたユーザーに広告を表示するか

ほとんどの広告配信サービスでは1、2の詳細な説明は飛ばされ、わかりやすく「メリット」「デメリット」でまとめられていることが多く、

実際の実務ではいきなり3に入ることがほとんどかと思います。

しかしながら1、2を理解しておくとOTAKADでの配信のみならず様々な広告配信サービスを活用される際に役にたつ考えかたになると思いますので是非参考にしてみてください。



ターゲティング作成に使われるデータ

OTAKADでは、ターゲティングにおいてwebメディアの1st party dataを活用します。

現在、11メディアが連携済みで、各メディアの各記事ごとに特徴となるキーワードと特徴値を機械学習により算出しております。ここでは特徴値を【重み】と記載しております。

VOCEの記事を例として見てみましょう。

https://i-voce.jp/feed/1482421/

キーワード重みキーワード重み
佐久間由衣0.89スペイシー0.55
ピンクメイク0.80メイク0.23
ギフト0.11ファッション0.11
グロッシー0.55スタイリング0.07
※一部抜粋

たとえば、こちらの記事ですと上記データが抽出され、各記事ごとにデータベースに格納されていきます。

一方で、ユーザーは日々さまざまな記事を読んでおりますので、記事閲覧履歴データをもとに匿名化されたユーザーひとりひとりに重みを割り戻していきます。

さらにそこにユーザーが何の記事、何のデバイス、どの時間帯に読んでいるか、といったデータを機械学習させることにより「興味の度合い」や「行動変容」といった、より高次元なユーザーの興味関心状況をレーダーチャートのようなイメージで把握していきます。

ターゲティングの作成方法

上記のユーザーの興味関心を活用し、ロジックを組んでいきます。

さきほどのVOCEの記事の例ですと、佐久間由衣さんのファンのかたをターゲティングしたい場合は「キーワード:佐久間由衣で重みが0.7以上の記事を1週間以内に2記事以上読んだユーザー」に。

ファッションやメイクに興味あるユーザーをターゲティングしたい場合は「メイクとファッションを共にキーワードに持つ記事を1ヶ月以内に読んだことのあるユーザー」など。

目的に合わせてロジックを組み、ユーザーをグルーピングしていきます。

上記の例はご理解いただくために非常にシンプルなロジックに直しておりますが、実際には、ある一定以上のユーザー群が配信の対象になるため、

最低でも10〜20のキーワードを選定してロジックを組む場合がほとんどです。

ほかの広告配信サービスではこういったグルーピングがパッケージ化されており、アフィニティカテゴリといった名称で選択式になっているサービスもあります。

OTAKADでもパッケージ化されたセグメント選択式で配信することも可能になっております。

多彩な広告配信面

配信面に関しては主にディスプレイ&ビデオ 360と接続して行います。

  • 講談社運営ウェブメディア
  • Google及びSSP社のディスプレイ・ネイティブ・アウトストリーム広告枠
  • YouTubeインストリーム・バンパー広告等

大きく3つの面に配信が可能です。

たとえばYouTubeとニコニコ動画の両方に配信する、といったことが1つのキャンペーンで行うことができるようになっており、クロスドメイン、クロスサービス間での配信を統一レポートでご確認いただくことが可能になっております。

配信するターゲティング条件、ご予算、配信するクリエイティブによって最適な配信面が異なりますので個々の案件ごとにご提案をさせていただいております。

詳細を知りたいかたはお気軽にお問合せください。

おわりに

ターゲティングについて、OTAKADが提供する広告配信サービスとあわせてご紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか。

過去の実案件では、「ディスプレイ&ビデオ360のアフィニティターゲティング」と「OTAKAD独自のターゲティング」にて効果をA/Bテストで比較したところ、

「OTAKAD独自のターゲティング」のほうが効果が高い事例も多く出てきております。

具体的な事例は別記事にて紹介いたしますのでよろしければご参照ください。

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