広告運用担当者の皆さま、このようなお悩みをもたれておりませんでしょうか?
- 運用型広告のパフォーマンスが徐々に下がっている
- 世の中にはプラットフォーム、DSPなど多くの広告配信サービスがあって、どれが自社商品に最も最適なのか日々手探りである
- 新しい広告配信サービスにチャレンジしたいが、結果が出るかわからないためなかなか一歩を踏み出せない
本コラムでは、講談社が運営するデジタルマーケティングサービス「OTAKAD」の裏側を解説していきながら、皆さまの課題解決の一助となるべく情報を発信していきます。
第一回目の今回は「OTAKAD」の概要を解説していきます。
OTAKADとは
OTAKADとは2019年10月に講談社がリリース・提供しているデータ活用型デジタルマーケティングサービスです。
講談社webメディアが保有する膨大な記事閲覧データ(いわゆる1st party data)をもとに、その閲覧傾向から機械学習によって読者の興味関心を指数化し、ユーザーセグメントを作成しています。
2022年4月現在、連携メディア計で月間6億PV以上を記録しており、日々そのビッグデータを解析しております。
その膨大なデータを活用し、リアルタイムに読者の興味関心に合致したクリエイティブを広告配信することで、読者の消費行動とマッチした広告訴求を実現するサービスです。
現在、下記メディアとのデータ連携が完了しています。
- ViVi
- with online
- VOCE
- mi-mollet
- FRaU
- 現代ビジネス
- マネー現代
- ゲキサカ
- FORZA STYLE
- COURRiER Japon
- FRIDAYデジタル
たとえば、VOCEであれば「美容」、マネー現代であれば「投資」など、それぞれの媒体で専門性の高い記事を提供しています。
「読者がその記事にアクセスをした」という単一的な解析ではなく、「その読者が何の記事、何のデバイス、どの時間帯に読んでいるか」といったデータを加えて機械学習させることにより、
興味の度合いや行動変容といった、より高次元な読者の状況を把握することが可能になっております。
「マーケティングをおもしろく、広告をためになるものへ」というビジョンのもと、メディアがもつ信頼性とコンテンツの影響力をデータを用いて可視化することによって、
あらたな広告価値を提供し、よりよい広告商品を目指しております。
そんなOTAKADは大きく3つの軸でサービスを展開しております。
1. 広告配信サービス
前段でお伝えしたとおり、講談社メディアならではの読者の特徴的な記事閲覧データを活用したターゲティングによる広告配信を提供しております。
掲載面としては「ディスプレイ&ビデオ360」を活用しております。
それにより、例えばYouTubeとニコニコ動画の両方に配信する、といったことを1つのキャンペーンで行うことができるようになっており、
クロスドメイン、クロスサービス間での配信を統一レポートでご確認いただくことが可能になっております。
また、アドベリフィケーションツールを利用した広告配信も可能になっており、セーフティリスト、ブロックリストでの配信も行えます。
2. 分析サービス
分析サービスは大きく分けて2種類のレポーティングを提供しております。
ひとつ目は、ランディングページに訪れたユーザーは普段どんな記事を読んでいるのか、商品購入やお申し込み(いわゆるコンバージョン)するユーザーとそうでないユーザーとの違いを分析させていただいております。
二つ目として、講談社メディアでタイアップ記事を作成される場合には、読了率や平均滞在時間などさまざまな数値指標からマーケティングの示唆をお伝えできるような分析を提供しております。
3. クリエイティブ制作サービス
クリエイティブ制作サービスは、「認知」「興味喚起」「理解促進」「購入・申込」の4段階のキャンペーン目的にあわせ、さまざまなフォーマットや制作をご提案させていただいております。
認知のキャンペーンではユーザーが見ているデバイススクリーン全体でブランドの訴求が可能なジャック広告、理解促進のキャンペーンでは講談社メディアのブランドやアセットを活用した制作プランをご用意しております。
まとめ
本記事ではOTAKADの概要をお伝えさせていただきました。あらためて繰り返しになりますが、OTAKADは3つのサービスを軸としたデジタルマーケティングサービスです。
- 広告運用配信サービス
- 分析サービス
- クリエイティブ制作サービス
各軸のそれぞれ具体的な内容は、別の記事にて書いていきますのでそちらも是非ご覧ください。
また、3つの軸をそれぞれ複合的に活用した事例につきましても随時アップデートしていきます。ご参考いただけますと幸いです。
当コラムでは弊社商品のご紹介だけではなく、デジタルマーケティングに関するお役立ち情報を多数発信させていただいております。
Web担当者、デジタルマーケティング担当者のかた、ご興味ございましたらぜひご覧ください。